フリーランスのリスキリング【後編】学びと実践を繰り返しながら「仕事(案件)に育てられる」
弊社ライターのアニーさんと一緒に、「フリーランスのリスキリング」をテーマに座談会。
前編記事では、話題のAI技術を活用した記事作成に挑戦しているという話を伺いました。
【前編記事】
『フリーランスのリスキリング【前編】新しいことを学ぼうと思った「きっかけ」や「モチベーション」』
後編記事では、ライターの仕事を始めてから今まで、どんな経験をしてどんなことを学んできたのかについてお聞きした様子をお届けします。
ライターを始めたきっかけは?
アニーさんがライターの仕事をしようと思ったきっかけは、何だったのですか?
育休中に収入が減ってしまい、在宅でもできる仕事を探して、ランサーズやクラウドワークスに登録したことがきっかけでした。
妊娠前から趣味で地域情報誌の市民ライターをしていたこともあり、記事作成の案件を中心に応募していました。ライターとしてまだまだ未熟だったので、先方のお役に立てるようとにかく必死にやってきた感じです。
そんなある日、応募していた案件の発注者さんから「応募してもらった仕事は埋まっちゃったけど、プロフィールを見たらぜひほかの仕事もお願いしたいと思って」とメッセージをいただいて、その仕事っていうのが市原さん(Crewto)のお仕事だったんです!
そうでしたね。
僕はその方とは前から仕事の付き合いがあって、Crewtoの業務を手伝ってくれる人はいないか相談していたんですよ。そして紹介してもらったのが、アニーさんでした!
紹介いただいた仕事が「パワーポイントの資料作成」でしたがパワーポイントは大学生レベルのスキルしかなかったので、そんな私が受けていいのか・・と最初は躊躇してしまい、その方にも相談していたんですよ(汗)
そしたら「ほかのお仕事にもつながるかもしれないですし、挑戦してみてはどうですか?」と背中を押していただいて。
私の中でも「どんな仕事でも調べたり人に聞いたりしながら責任持ってやり遂げよう…!」と覚悟が決まりました。
そうだったんですね。
でも、そのパワーポイントの仕事もタイミングが合わず、アニーさんにお願いした最初の仕事はWordPressの入稿でしたよね…汗
そうでしたね!
でも、WordPressの入稿は市民ライターでもやっていて慣れていたので、内心ホッとしました(笑)
そのあと次第に、インタビュー記事の作成も担当させていただくようになり、インタビュアーのコツや、インタビュー記事におけるSEO対策などについて、調べたり実践したりしながらやってきました。
そして最近では、AIをどう活用すれば効率的にいい記事を書けるかを模索中という感じです。
「仕事(案件)に育てられる」とは?
経験のない仕事や馴染みのないツールに対しても実際にやりながら学んだり試行錯誤したりして、仕事に育てられてきたっていう感じですね。
そうです!
計画的に見通しを立てて学んできたわけでは全然なく、目の前の仕事に打ち込む中で自分の力不足を痛感したり、周りのレベルの高い方々を見て焦りを感じたりしながら、必要に迫られて学んできた感じです…!
僕も関わってきた仕事に育てられてきたので分かります。
はじめはどんな仕事も未経験ですから、OJTで先輩から教えてもらったり、様々なお客様や案件に関わることによって少しずつ学ばせてもらいました。
担当した仕事でトラブルが起きたり、自分のミスで迷惑かけてしまったりして、必死に対応したり、人に相談したり頼ったりしたことも経験になっていると思います。
実際に経験しないと分からないことってたくさんありますよね…!
自分の興味関心があることや必要だと感じていることは、検索したり、人に聞いたり、それこそ今ならChatGPTに相談したりもできますが、逆に馴染みのないことについては知る機会ってあまりないですし。
実際にそういう場面に出くわしたときに「こんなときどうすればいいの!?」「ほかの人ってどうしてるの!?」ってなること、たくさんあります。
人とのリアルなコミュニケーションから得られること
いまはアンテナを張っていることに関しては、検索したりSNSで調べたり、ChatGTPに聞いてみるなど、色んなツールが出てきていますが、冒頭で出たような勉強会など、人から情報を得るというのも忘れないようにしたいですね。
美味しいラーメン屋さんを教えてもらった!といった、全く関係ない情報だけど知りたかったことや役に立つ情報が得られたりする「副産物」や多面的な情報は、人とのコミュニケーションがないと得られない気がします。
私は何か分からないことがあったとき、結構自分で調べたり自己流でやったりしてつまずいちゃうタイプなんですが、誰かに頼れたら上達は早いですよね…
「こうやったらうまくいったよ」とか「そのやり方は苦労した」なんていう経験を共有できたりすると、突破口を見つけやすい気もします。
AIが発展して仕事や生活が便利になったのはもちろんいいことですが、そんな時代だからこそ、人との雑談や関わりの中で得られるものがあるというのを意識しておきたいですね。
あとは、アウトプットとインプットがシームレスになるといいですよね。学ぶだけというのはリスキリングにならない気がします。
学びと実践を繰り返していきたい
「リスキリングが大事」だからといって学ぶこと自体が目的になってしまうと、その学びを実践する場がなくて何のために学んだんだろう…ってなってしまいますもんね。少し前の私がそうでした…笑
TwitterやYouTubeで流れてきた自分が知らない話題があると「これ知らないとやばい?」と焦ってとりあえず手を出してみるんですが、実際に自分の仕事や生活で必要な場面ってほとんどなくて、結局あのとき調べた内容はもうすっかり忘れてしまいました(笑)
なるほど、やっぱり仕事はインプットとアウトプットがセットじゃないとだめですね。仕事だけじゃないかもしれませんが。アウトプットがないとなかなか身につかないですよね。
自分の経験を振り返ってみても、本当にそうかもしれません。達成したい目標や克服したい課題に対して、必要なことを学んで、実際にそれを実践して。この繰り返しが「スキル」として身に付いているように感じます。
話を聞いていて思いましたが、人もそうですが、会社も同じかもしれませんね。実践して、その道中で色々学んで、失敗して、また学んで。お互いにこれからも前向きに頑張っていきましょう!
はい!これからも学びと実践を繰り返しながら進んでいきたいですね!
市原さんとお話ししているなかで、自分のこれまでを振り返って言語化することもできた気がします。こういったコミュニケーションは前向きにもなれますし、いいですね!(笑)良い機会をくださりありがとうございました!
*前編記事もぜひご覧ください。
『フリーランスのリスキリング【前編】新しいことを学ぼうと思った「きっかけ」や「モチベーション」』
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