動作テストと、サービスの検証テストは違う「HataFuri」開発レポート#05
お疲れさまです。
市原です。
開発進めているHataFuri®のテコ入れ改修が粗方完了し、本番環境にも適応し、いざ本番環境で使おうとサービス利用したところ、ん〜、なんだこれ。というのが出てきてちょっとした改修(一部機能のやり直し)を行うことになったのですが。

なぜ気づかないのか
サービスを企画し要件をまとめ、設計し目に見える形にしていく開発する、といった流れを進めていくとき、具体化させるためにタスク化させていくことで(だからこそプロジェクトが前進するのですが)タスクをさばくのが目的化していくところがあります。システムで言うと開発しテストをして仕様通りの動作をするのが目標になります。もっというとタスクをさばくこと自体がとても大変であるからこそ、仕様通りの動作を実現することが目標になるとも言えると思います、
もちろん並行して、使いやすいかなどのある程度のUX検証も行います。がそれでも漏れるのがやはりユーザー視点。
動作テストと、サービスの検証テスト
例えば動作テストするのに何か入力するフォームがある場合。ひとまず動作をチェックしたいだけなので入力を適当にしたりします、「あああああああ」みたいな感じですね。
そうすると動作的には問題なく動いてる!となるのですが、実際のユーザーとして利用しているわけではないので、サービスの評価は行っていない状態になります。
ただ先程の「仕様通り動くものをつくる」ものに目がいってるので、サービスの評価はスルーされることになります。これが公開直前まで進むことになった状態が、いま。という感じでした。
αテストとβテスト
実際にユーザーとしての評価を開発中サービスに下すには、クローズであっても本番公開して使うのがやはり一番いいと思います。今回の対応についてもデータベースが関係するような改修になるので一般公開(実データが登録)すると修正しずらい事案でしたが、クローズでユーザーとしてのテスト利用をしたことで発見できました。
HataFuri®のβテスト
今月中にはHataFuri®のβ版としてベーシック認証がついたままで公開し、知り合いベースで触ってもらいながら一般公開に向け進めていければと思ってます。
コロナ以降でものずくり補助金でいくつかサービス開発に携わらせてもらいましたが、そのいくつかがサービス終了と判断されたものもあります。
色々な狙いや考え、希望をもって取り組んだ新規事業やサービスが作られては消えていくなかで、本当に使われるサービスを創るというのは簡単なことではないと常々感じます。
HataFuri®もどういった結末になるかはわかりませんが、使われるサービスを目指してまずは一歩踏み出していきたいと思っています。
また近況等こちらで発信できればと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。