フルリモート勤務の会社が、リモート勤務のメリット・デメリットについて改めて考えてみた
2019年に起こったコロナ禍によって多くの会社がリモート勤務に移行しましたが、最近ではリモートから出社(週2〜3出社など)に切り替える会社が増えてきているようです。
Crewto®では現在でもフルリモートで、対面頻度は忘年会の年1回会うぐらいという、それはそれでどうかと思うのですが…
そこで今回は、リモート勤務のメリットとデメリットについて市原と広報スタッフで改めて考えてみました。
Crewto®はフルリモートを続けている理由
そもそもCrewtoはなぜフルリモート勤務を採用しているのですか?
コロナ禍で起業したということが大きいですね。
ぼくがリモートワークの恩恵に味をしめてしまって出社できない体になってしまいました。
あとはリモートでも業務が完結するビジネスをやっているという点も理由のひとつです。
Crewto®が展開している事業、人材エージェント・チームマッチング・システム開発支援といった対面での業務がほとんど発生しないものなので、フルリモートで全く問題ないですからね。
そうなんです。職種によってはオンラインだと難しい業務もあると思うのですが、幸いCrewto®の事業は成果物もデジタルだといったこともあって、フルリモートで業務が完結できています。
作業環境などを考えてもリモートの方が効率がいいです。
リモートワークのメリットって?
創業から4年間ずっとリモートワークですがリモートワークのメリットはなんでしょうか?
一番のメリットは経費、固定費を抑えることができますね。
オフィスも必要ないですし、出社しないスタイルだと正社員の必要性が薄くなることもあって、人件費においても抑えれると思います。
なるほどですね!ほかにメリットだと感じることはありますか?
働きやすさですかね。企業側のメリットというよりは従業員のメリットになると思いますが、通勤ストレスが減ったり、育児や介護など個別のライフスタイルに適応しやすかったりする点はリモートワークの強みだと思います。
たしかにそうですね。私も前職は週5日で出社していたので、フルリモート勤務になって時間的にも精神的にも余裕ができたな〜と感じています!
リモートワークのデメリットって?
逆にリモートワークのデメリットはどんなところにあると思いますか?
「スピード感を持って仕事がしづらい」ことだと思います。同じオフィスに居ればすぐに解決できる問題でも、リモート勤務だとチャットで質問したり打合せの時間を設定したりといったタイムロスが発生してしまいます。
そういう意味ではうちではスピードを多少諦めてるところがあります。
これからバリバリやっていきたい!というスタートアップはメンバーでシェアハウスに住んで四六時中コミュニケーションとれる環境でやっていくのが一番いいと思います。
たしかに定例ミーティングなどで「そこで相談すればいいや」と後回しにしてしまいがちかもしれないですね。同じ部屋だとリアルタイムで業務が進めやすいと思います。
あとリモートは心理的な距離感を感じて気軽に聞きづらい、話しづらい、相談しづらいといったこともあると思います。
Crewto®ではその辺りどうやって関係性を築いているんですか?
ぼくはという話ですが、レスポンスを早くしたり、相手のメッセージに対してリアクションしたり、リモートだからこそその辺りは意識したいですね。
よく使っているチャットワークでは「👍」や「🎉」などのリアクション機能があるので、直接やりとりをしている相手以外の人からもリアクションがつくと嬉しいですし、既読であることもわかって、その後のコミュニケーションもとりやすくなるんじゃないかと思います。
また、そもそもうちは「気が合う人と働く」というスタンスなので、ベースとしてやりやすいメンバーと仕事をしているので、フルリモートで成り立っているところもあるかもしれません。
仕事のスピード感のほかにもリモート勤務のデメリットはありますか?
組織が大きい会社さんでは組織マネジメントの難易度が上がるんじゃないでしょうか。
目が届かないところで仕事しているので、業務を把握・管理がより難しいはずです。
コロナ前だとサボってなければいい風潮があった職場でも、コロナ以降は成果重視にせざる負えなくなり、マネジメントの方針も変化あったんじゃないかと思います。
あとは新入社員のOJTもリモートだとやりずらいですから、若手の人材を教育するようなことが必要な職場でリモートだとめちゃくちゃ効率悪いんじゃないでしょうか。
この2つ辺りが理由でリモートから出社への回帰が起こってるような気はします。
まとめ
いろんなメリット・デメリットを踏まえると、リモート勤務は成果物がわかりやすい職種(エンジニアやデザイナー)かつ実務経験者が多い会社に適していると思います。
一方で、社内連携が多い業種や新入社員のOJTに重きをおいている会社などは、出社勤務のほうが合っているのではないでしょうか。
ただ価値観やライフスタイルが多様化している現代においてリモート勤務を希望する社員も多いと思うので、ワークライフバランスを大切にしたいというニーズも強く、折衷案としての「週3リモート、週2出社」が採用されているのかもしれません。
< Crewto® / 執筆:椛澤美月 >