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チームで採用・仕事探し 会社員とフリーランスの違いとは?【仕事を依頼するときの適正な報酬額を考えてみた】 | Crewto Info/
フリーランス

会社員とフリーランスの違いとは?【仕事を依頼するときの適正な報酬額を考えてみた】

待遇や働き方について比較されることの多い会社員とフリーランス。前回の記事では働き方やキャリアの積み方の面からそれぞれを比較しました。

*前回記事はこちら:会社員とフリーランスの違いとは?【働き方、キャリアの違いを比べてみた】

本記事では、会社員とフリーランスの手取りを見比べながら、フリーランスに仕事を依頼するときの適正な報酬額やその根拠フリーランスと会社員で異なる経費や業務の範囲について解説します。

フリーランスに仕事を頼むなら正社員の1.2倍が適正価格

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フリーランスに仕事を依頼する場合は、最低でも会社員の1.2倍が適正だと言われています。

その根拠について、前々回の記事で紹介した「収入50万円の時の会社員とフリーランスの手取り」を比べた表を見ながら説明していきますね。

*前々回の記事はこちら:会社員とフリーランスの違いとは?【月収50万円の場合の手取りを比べてみた】

収入50万円・東京都在住/30代/独身男性の場合をモデルとしたもの

         会社員                  フリーランス
収入        50万円
(勤務先からもらう給与)                                  
50万円
(事業所得(収入から経費を差し引いたもの))

※本計算では、フリーランスが受け取る報酬50万円から経費5万円を差し引き、45万円/月で保険料諸々を計算した。
経費—(なし)3~5万円
※業種や仕事内容による
雇用保険料               3,000円—(なし)
健康保険料健康保険(協会けんぽなど)
25,000円
国民健康保険
44,716円
年金保険料厚生年金
45,750円
国民年金
16,520円
所得税16,833円34,125円
住民税25,791円35,708円
手取り額383,626円318,931円

*シュミレーション参考:税金・社会保険料・手取り計算シミュレーション(あなたの給料を入力してパッと計算) | 税金・社会保障教育 

*参照:令和5年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表(東京)
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こうして見ると、会社員は収入の75〜80%、フリーランスは収入の60〜70%が手取りの金額となっているんですね。

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そうなんです。たとえ会社から支払われる報酬は同じでも、フリーランスは会社員と違い社会保険料を会社と折半できなかったり、経費の支払いがあったりするので会社員に比べて約10〜15%ほど手取り金額が少なくなってしまいます。

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フリーランスに仕事を依頼する場合は「会社員に支払う給与額×1.2倍の金額が報酬の目安」というのは、手取りにそれくらいの差があるからなんですね。

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そうです。ですがもし、仕事を依頼するフリーランスに扶養家族が多かったり「どうしてもこの人に頼みたい」という事情があったりする場合には、会社員の1.2〜1.5倍など、もう少し上乗せして支払う必要があるかもしれません。

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なるほど。フリーランスに仕事を依頼するときは、そうした事情も考慮して報酬を決める必要があるんですね。

フリーランスが会社員よりも報酬単価が高い理由とは

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実際にフリーランスの求人で提示される報酬は会社員よりも単価設定が高い傾向にあります。

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どうしてでしょうか?

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その理由は2つ考えられます。

1つ目は、フリーランスが「不安定リスク」を背負っているということです。会社からの業務委託という形で働いているフリーランスは「業務ごと」に契約を交わしますよね。

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確かに、毎月決まった仕事があり安定的に報酬がもらえる会社員と違って、継続・安定した仕事の依頼が保証されているわけではなく、「来月は仕事がないかも」「仕事の量が激減するかも」といったリスクを抱えていますよね。

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仕事の契約期間も、案件によってさまざまですしね。

数ヶ月といった短期のものから、1年以上の長期に渡るものもありますが、いずれにしても契約が終了してしまうと報酬はそこで途切れてしまいます。

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継続案件でなければ、契約が終了するたびに別の仕事を探さなくてはいけないですもんね。

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さらには、フリーランスは雇用保険に加入していないため、もし仕事がなくなったり、病気・怪我で働けなくなったりした場合でも会社員のように失業手当や休業手当は貰えません。これもフリーランスならではのリスクですよね(汗)

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そうですね(汗)

フリーランスが会社員よりも報酬単価が高いもう1つの理由は何ですか?

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2つ目の理由は、フリーランスは依頼された案件に関するクレーム対応や事務処理などを全て1人で請け負わないといけないということです。

会社ならもしクレームが発生しても窓口の担当者が対応しますし、事務処理を専門に行う社員などもいますよね。

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そうですね。クレーム対応や経理を担当する人がいるので、普通の会社員なら自分の職務だけに集中できますね。

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でもフリーランスは案件に関するクレームや事務処理が発生した場合、その全てに自分で対応しなくてはいけません。

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得意・不得意に関わらず本業以外のところで発生する業務に時間や労力を割かないといけないのは大変ですね。

仕事に必要な道具は全て自費で用意しなくてはいけないのがフリーランス

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また、会社では備品など仕事に必要な物品は会社が支給してくれたり、費用を負担してくれますが、フリーランスの場合仕事に必要なものは全て自費で購入しなくてはいけません。

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仕事に使う筆記用具はもちろんPCやソフト、車両・機械機器など、高価なものであっても仕事に使うものなら自分で購入するしかないですもんね。

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ただ、こうした業務に欠かせない物品を買ったときの購入費は確定申告の際に「経費」として計上し、収入から差し引くことができるので、きちんと計上すれば節税効果があります。

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職種によっては多額の経費を支払わなくてはならないフリーランスの方もいると思うので、経費はしっかり計上して損のないようにしたいですね!

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そうですね!

今回お話したことを踏まえ、今後フリーランスに仕事を依頼する際は、先に挙げたようなリスクや経費を考慮して、会社員に支払う報酬額の1.2倍を目安にしていただくと良いと思います。

まとめ:会社員とフリーランスの違いは?(会社視点)

本記事でお伝えしたように、会社からするとフリーランスに支払う報酬は会社員より多くなってしまうものの、即戦力になる人材を経費や保険料の負担なく、必要なときにアサインできるのは大きな利点といえます。

ただ、フリーランスとの契約は案件ごとに締結することになります。もし会社側が業務を継続して委託したいと思っていても、条件やタイミングが合わなければ契約合意に至らず、仕事を依頼できなくなる可能性もあります。

対して、社員を雇う場合は会社が保険料を折半して負担したり、業務に必要な制服・物品などを用意するなど会社側の負担は大きくなります。

しかし、フリーランスと違い育成したり経験やスキルを磨いてもらったりして、自社の長期的な発展に貢献してもらうことができます。


◆会社から見た会社員・フリーランスの違い

      メリット デメリット       
会社員    事業運営に継続的に関わってもらうことができる自社で人材育成ができる
社会保険・雇用保険などの負担がある業務遂行にかかる経費の負担がある
フリーランス即戦力になる人材に好きな時にアサインしてもらえる保険料や経費の負担がない
支払う報酬はやや高め契約合意に至らない可能性もある

まとめ:会社員とフリーランスの違いは?(労働者視点)

労働者としての視点から見ると、時間や仕事内容・就業場所の拘束がある会社員に比べ、フリーランスは好きな時間に好きな場所で働くことができます。

ただその一方で、フリーランスは雇用保険に加入できないため、契約が途切れ仕事がなくなったときや傷病で働けなくなった時の保障がありません。

また、会社員は健康保険・厚生年金といった社会保険料を会社が折半で支払ってくれますが、フリーランスはこれらを全て自費で負担しなくてはならないため、会社員よりも保険料負担が重くなりがちです。

キャリアについて言うと、会社員はキャリアアップ・スキルアップの場を会社が用意してくれていますが、フリーランスは自分に必要なスキルが何かを自分で判断し、自発的にスキルを磨き、どのようなキャリアを積んでいくかを自分で考えなくてはいけません。

常にスキルのキャッチアップが必要という大変さがある一方で、自分の力/裁量でキャリアの舵きりができるという利点もあります。

これは会社員にはない大きな強みと言えるでしょう。もし、一社でしかキャリア・スキルを積んでいない会社員の場合、他社で通用しない人材になってしまうという恐れもあります。


◆労働者から見た会社員・フリーランスの違い

      メリット デメリット
会社員雇用保険・社会保険に加入できるキャリアやスキルを積む機会を貰える
労働時間や仕事内容・就業場所に拘束される他社で通用しない人材になってしまう恐れ
フリーランス好きな時間に好きな場所で、したい仕事ができる会社に頼らず自立して生きていくことができる
失業や傷病で働けなくなった時の補償がないスキルの習得やキャリアプラン作りは自発的に行わなくてはいけない


会社員・フリーランスのどちらにもメリット・デメリットはあります。

どう働いていきたいか、仕事において何を大切にしたいかを考え、自分に合った働き方を選択すると良いでしょう。

*第1回記事:会社員とフリーランスの違いとは?【月収50万円の場合の手取りを比べてみた】

*第2回記事:会社員とフリーランスの違いとは?【働き方、キャリアの違いを比べてみた】

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