市原

アプリ自体はまだまだ作り込みも足らないですし、機能もこれからどんどん追加していかないといけないプロダクトですが、リリースすることによって開発しているぼくも含めたチームメンバーが、第三者に使われるサービスを提供しているという状況になったことがまずはよかったと思っています。
ちょっとした意識の違いですが「開発中」というのと「公開中」というのは、誰かに使われている状態にあるのは違いますね。

市原

これまで関わってきたサービスや、企画してきたサービスももちろんユーザー視点ありきで考えはするんですが、当事者としてきちんと捉えきれなかった反省があります。
FABは個人的に興味もあり、実際楽しんでかかることができたので、うちのミッションである「やりたいをビジネス化する」のを体現するチャンスでした。

リリース後もX（旧Twitter）でFABの日常的な呟きをするなかでFABプレイヤーの方々と交流でき、どういった機能がニーズがあるのかなどもキャッチアップすることもできました。やはりしっかり自分がそれに対して頭まで浸かったうえでソリューションを企画すのが大事だと思いました。

今後、FAB以外のブランドやタイトルにも対応していきたいですが、その際はタイトルに詳しい方にプロジェクトに参加してもらうなどもお願いしながら、実際のプレイヤーの細かいニーズをしっかりと掴んでいきたいですね。

市原

2024年でいうと国内ではドラゴンボールやコナン、プロ野球カードゲームなどのタイトルがTCGとして続々と登場しています。ポケモンカードやワンピースカードが注目された2020年頃からTCGの人気は高まり、今もなお市場全体が盛り上がっている状況だと思います。2025年もガンダムやディズニーの日本語版といった人気のIPが出てきます。

市原

TCGGATE® はTCGプレイヤーのなかでも比較的競技プレイに前向きFABユーザーをメインターゲットにしていますが、ユーザーさんの中には複数のカードゲームを楽しんでいる人も多いと思います。
FABは元々MTG（マジック:ザ・ギャザリング）をプレイしていた方が多いです。
1つのアプリで複数タイトルのTCGを将来的にサポートできるようにしたいですね。

市原

そうですね。採用するはっきりとしたレギュレーションはまだないのですが。
サポートするにもそれなりのコストや開発リソースが必要なので、サポートしたタイトルは長く続いてほしいというのはまずあります。10年は最低続く見込みがあるタイトルですね。
またTCGGATE®のコンセプトがコアTCGプレイヤー向けと謳っているので、大会やイベントが積極的に行われていること、あとはカードの二次流通（専門店があるような）がアクティブにされているようなタイトルが望ましいですね。

市原

まずはFABユーザーに支持されるアプリを目指して、ユーザーのニーズを満たす機能やサービスを拡充したいです。
近々実装予定ものもとしてはイベント情報をアプリで探せる機能を開発しています。
現状はイベントに関する情報が各店舗ごとに掲載されているので、それらを1箇所に集約することでイベント検索しやすくなります。また来年（2025年）の春ぐらいにはユーザー同士がつながれるフレンド機能の追加を予定しています。

市原

そうですね。そういわれるようなアプリにするのが来年の目標になると思います！